只見の仕事着「ユッコギ」をたずねて

 12月3日、只見町内の新聞購読をされているお家に、この折込が入りました。

「縞の反物 ユッコギ お譲りください」 1月14日まで集荷に伺います。

 私たちが車内販売で制服、として着用しているのは、会津坂下町にあるIEE Lab. さんの商品ですが、今回は、只見町内の各家に保管されているユッコギを、只見町のガイドさんや案内人の方々で着たらどうだろうか?という原田さんのアイディアがきっかけでした。今回の事業は、只見町地域創生課の只見ユネスコエコパーク活動支援補助金を活用して実施しています。

 ユッコギ、は畑や田んぼ仕事のときの仕事着として、足首からふくらはぎはピッチリしていて、膝から腰にかけては動きやすいようにゆったり作られています。腰の部分はヒモで締めるタイプとゴムになっているものがあるようですが、どれも20年ほど前までは着られていたそうです。

 今回チラシを折り込みしたところ、さっそくお電話を頂きました。反物があるお宅は少ないですが、皆さん3,4本は持っていらっしゃるようで、様々なお話をお聞きしました。

 ふくらはぎが細くなっているのは「かりあげユッコギ」と呼んでいるようです。そのほかに「ホソッパカマ」とも。ユッコギと同じかな、と思っているモンペ、はどちらかというとお出かけ用で、着物の上に履いて出かけていたそうです。絹のモンペもあるとか。

 ↓今回譲っていただいたユッコギを一部ご紹介します。

 これはサナダヒモ?と言って丈夫な腰ひもとして使われていたそうです。このユッコギは、譲っていただいた方のお父さんが仕事着として使っていたそうです。


↑ こちらも昔のタイプのユッコギです。脇が開くので履きやすく、腰回りも調整できます。


 ここ数年で、空き家を取り壊したりする方が増えていて、このチラシを見た方からも、処分してしまったよ、と声をかけられました。皆さんのお家で眠っている只見の仕事着を、来年の只見線全線開通の時に、新たなおもてなし着として活用していきたいと考えています。

 譲ってくださったおばあちゃんから「にし、縫い方なんひとっつもわかんねぇべから、おしえてけっから。」と言っていただきましたので、何とか縫い方も覚えたいと思います。

 

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